債務整理とは?『任意整理』『弁護士への費用』を解説

交通事故の慰謝料

債務整理って?任意整理ってなに?

債務整理の弁護士

債務整理とは、ざっくり説明すると、弁護士が依頼者の代理人となって、債務(借金など)の問題の解決を目指す手続全般のことを指します。具体的には、債権者との交渉で和解を目指す任意整理という手続と、自己破産や個人再生といった、裁判所を利用する法的整理という手続があります。

過去に利息金を払い過ぎていたケースでは、過払い金請求を行うこともあります。平成19年(2007年)ころ以前に借り入れをしていたという場合には、当てはまることがあります。

 

債務整理って?

債務整理手続では、債務(借金など)の毎月の支払額を減額するための交渉を行うなどして、家計の現状に合わせた解決を目指します。

弁護士が関与する『債務整理』については、「借金の悩みを抱えている人に、法令に基づいて最善の解説策を提案し解決に導く手続である」と説明することもできます。

債務整理を弁護士に依頼するメリットは?

一番大きなメリットは、法令及び実務に通じた弁護士が、依頼者に代わって、依頼者の借金、債務の問題を解決する最善の道筋をつけることができる点といえます。解決のためには、任意整理ための交渉、自己破産、個人再生といった手続や準備が必要になってきますが、弁護士が関与することで、手続をスムーズに進めることが可能になるといえます。

債務整理手続には、大きく分けると3つの種類(『任意整理』、『自己破産』、『個人再生』)があります。それぞれの手続に特徴があり、弁護士は相談者の状況に合わせてどの手続が一番よいか一緒に考えます。

任意整理とは?

任意整理とは、債務整理手続の一つで、借入先の業者(債権者)との和解を目指すものです。

今後の利息を業者に免除させ、和解時に残っている残金を、3~5年程度の分割で支払っていく内容での合意を目指します。

取引の状況によりますが、毎月の負担が少なるうえ、将来の利息分の負担が軽くなるため、完済までのゴールが見えやすくなるケースが多いです。

任意整理で返済額が減った事例、ケース

取り扱った任意整理の案件の一例です。

【任意整理前】

A社:100,000円(月額返済3,000円)、B社:600,000円(月額返済20,000円)、C社:400,000円(月額返済10,000円)、D社:500,000円(月額返済10,000円)、E社:200,000円(月額返済8,000円)、F社:300,000円(月額返済15,000円)

→ 債権者6社、借入総額約210万円、月額返済額約66,000円、「返しては借りる」を繰り返しているため、終わりが見えない

【任意整理後】

A社:100,000円(月額返済3,000円)、B社:600,000円(月額返済11,000円)、C社:400,000円(月額返済6,000円)、D社:500,000円(月額返済7,000円)、E社:200,000円(月額返済4,000円)、F社:300,000円(月額返済5,000円)

月額返済額約36,000円、完済まで5年の計画で、ゴールが明らかになる

弁護士に債務整理を依頼すると、業者からの借金の取立てが止まる(ヤミ金、サラ金、違法金利)

弁護士に債務整理を依頼すると、業者からの取立てが止まります。「サラ金」と呼ばれることもある消費者金融業者の中には、支払いの催促が厳しいところもあります。このような業者からの請求が止まることで、心理的な負担が軽減できるといえます。

また、違法金利(超高金利)で貸し付けを行う、いわゆる「ヤミ金」業者に対しても、弁護士の介入は、有効な対抗手段となります。

債務整理の弁護士 費用

まず相談に必要な費用ですが、当事務所では『30分あたり5,000円』にて法律相談をお受けしております。法テラスを利用した場合や、事案によっては、無料相談として対応することも可能です。

つぎに、依頼をいただく場合、一般的に任意整理の場合、業者数にもよりますが、『165,000円~220,000円(消費税込)』といった金額が、一つの目安となります。法テラスの利用による分割払いにも対応可能です。

過払金返還請求を行う場合には、回収額の約20%を弁護士費用とします(消費税別)。

 

以上、『債務整理って?「任意整理」「弁護士への費用」を解説』でした。

費用の詳細は以下の説明ページも併せてご確認ください。

舞鶴法律事務所の費用体系についてご説明しています。本ページは、民事事件の場合の費用例となります。交通事故、債務整理、離婚等の家事事件等が、民事事件に該当します。…
maizuru-lawoffice.com