判例紹介・親権者父が再婚し子が新たな母と養子縁組していたものの、実母との面会交流を認めた決定(大阪高裁H28.8.31決定)

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中国籍の実母から親権者父に対して子どもの面会交流を求めた事案で、父が再婚していて、新しい母と子どもが養子縁組している事情があってもなお面会交流の実施を認めた決定(大阪高裁H28.8.31(平成28年(ラ)419号))について、紹介しています。

判例紹介・面会交流の方法につき、徐々に時間を延ばすなど、段階的な方法による実施を定めた決定(東京高裁H28.4.26決定(H27(ラ)2291号)

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約7年間交流のなかった父子の面会交流につき、当初は母親の立ち合いを認め、徐々に面会時間を延ばすという段階的な方法を認めた決定(東京高裁H28.4.26決定)を紹介しています。東京家裁では月1回6時間だった面会内容につき、高裁決定では月1回の頻度で2時間→4時間→6時間という段階的な時間変更を定めています。

判例紹介・youtubeに自身のカラオケ動画をアップロードした個人に対して、カラオケ会社が動画の公開差し止めを求めた事案(東京地裁H28.12.20判決(H28(ワ)34083号)

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youtubeにアップロードされた個人のカラオケ動画につき、著作権に関連した著作隣接権に基づき、第一興商が起こした取り下げ請求が認められた裁判例(東京地裁平成28年12月20日判決)について、紹介しています。

判例紹介・主債務を相続した保証人による保証債務の弁済と、主債務の消滅時効の関係について(最高裁第二小法廷H25.9.13判決(H23(受)2543号))

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主債務を相続した保証人が、保証人として行っていた債務弁済につき、主債務の承認と解されるとした最高裁判決(H25.9.13)について紹介しています。平成25年度の重要判例解説に掲載されるなど、実務上の意義の大きい、重要度の高い裁判例です。