関東十県会夏季研修会とは
関東十県会夏季研修会とは、関東地方及び中部地方の弁護士会が、持ち回りで毎年主催して行っている勉強会となります。
参加している県の数が合計で10県であるため、「十県会」と呼ばれます。毎年各県の弁護士会で実務的なテーマについて研究を行い、その内容について書籍を発行することが通例となっています。
主催したなお、参加している弁護士会は、以下のとおりとなります。なお、いわゆる東京三会は含まれていません。
- 山梨県弁護士会
- 静岡県弁護士会
- 長野県弁護士会
- 新潟県弁護士会
- 群馬弁護士会
- 栃木県弁護士会
- 茨城県弁護士会
- 神奈川県弁護士会
- 千葉県弁護士会
- 埼玉弁護士会
補足
なお、似たような広域組織として、「関東弁護士会連合会」(いわゆる「関弁連」)というものがあります。関弁連も毎年シンポジウムを行っていますが、やや毛色が異なるものです。
平成25年の研修会について
平成25年8月24日に、千葉県の海浜幕張で行われた表題の研究会に参加してきました。日帰りで山梨~千葉を移動することになり、思いのほか大きな身体的負担となりました。
今年の千葉県のテーマは「慰謝料」でした。膨大な判例や資料を集めて、注釈を加え、実務的に参照しやすい書籍(ぎょうせい「慰謝料算定の実務 第2版」)を作成されていて、非常に勉強になりました。
月並みな言い方ですが、今後の実務に生かしていきたいと感じられる内容でした。
十県会研修会は、10年に1回は山梨県弁護士会にも順番が回ってくるものです。この時に、他県の会に見劣りしないような発表となるか、どうしても不安になります。小規模単位会の強みが出ればよいところですが、仕事をしながら研究に時間を割くというのは、大変なこともであり、不安は尽きません。