甲府中心地の悲しき側面の象徴、無人の甲府銀座ビルについて新たな報道がありました。
地下水が漏れ出し、建物の地下に水が溜まっている状態が継続していたようです。
地下水が浸透しにくい地質の影響とのことですが、地下2階部分は2メートルもの水位が観察されたとのことです。
この建物は現在競売手続中ですが、異議申し立てなどで手続が長引き、建物の取り壊しや再開発などの目処は立っていません。
とはいえ、地下水の溜まりやすい地質上にある建物の開発が本当に行われるのか、疑わしくも思えてしまいます。
この建物の地下1階には、「ドムドムバーガー」が入っていたと記憶しています。
家族で買い物に来た後にハンバーガーを食べるのが、楽しみだったことをよく覚えています。
何やら、その思い出まで水に沈んでしまうようで、あまりいい気分にはなりませんでした。
ドーナツ化の進んだ中心街に社会的に不相当な施設が建ってしまうというのも困りますが、活気がなく寂れてしまうのも、悲しい気分になります。