「すき家」の労働環境について、第三者委員会の報告書が作成されたとのことです。会社自身が発足させた委員会のようです。
報告書には、ビジネスモデル自体を否定する内容まで含まれています。
新規採用者数と同数の退職者が毎年出ていたり、夜間一人業務の時間帯にに強盗事件が多発していたり、労働基準監督署から多数回の是正勧告を受けていながら、「第三者」に言われるまで改善される様子もなかった実態には、驚きを感じます(今後改善されるかどうかも不透明ですが)。
最近の便利な言葉を使えば、ヤンキーの集まりだったということでしょうか。
実態は単なる労働法違反なのですが、「愛社精神」だとか論理性のない概念で、実益を取っていたと暴露しているようなものです。
このような会社が大きなシェアを持っている現状に触れるにつけ、大陸の食品偽装も笑い事ではないと思います。
法律や論理性を簡単に飛躍し、それを悪と思わない実態があるところは、単にグラデーションの濃淡の問題に感じられてなりません。
いずれの問題も、当該会社を市場から追い出すことが最も有効だと思うので、できるだけの実践を心がけているところです。