教員の労働実態について

 教員の月残業時間が、1か月平均で95時間を超えているとの調査結果が出たそうです。

 これは、「10年で14時間増加していた」というデータとのことです。集計方法などに大きな差異がないとすると、かなりの増加幅と思われます。

 1か月95時間の残業となれば、数値だけ見れば、労災認定もありえる残業時間であり、非常に大きな問題があると感じます。学校現場は、採用人数の問題で、団塊世代の数が多すぎるとの事情があるようです。このため、教員の年齢構成がいびつで、現場で実働するスタッフの数が少ないという問題があるようです。

 非常勤の教員数も増加しているなど、私が体験した時代(20年程度前)からも、教育現場の変化は激しいようです。

教員の労働環境と望ましい教育の実践について

 素朴な感覚として、過剰労働にある教員に子供の教育を任せるというのは、健全ではないように思います。精神的なストレスがたまっている人に自分の子どもの教育を任せたいという人は、あまりいないと思われます。

 どこかで聞いた話ですが、全国的にも有名な進学校である灘高校の名物教師の方は、5時ころには退勤するようです。そして、仕事の時間外では自己研鑽に励んでいるとのことです。本当に賢い高校生を相手にするとなると、常に勉強し続けることが必要になるためだそうです。

 このような事例は私立学校のことです。このため、全ての教員に求めることは困難かもしれません。とはいえ、まさに人格形成にかかわる教育現場となれば、その労働環境の改善がなされることが望まれると考えます。

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